心心心心心心心心心心心心心心心心心心心心心心

    ※※※ 熱いおやじのこころ紀行 ※※※

         ※※ 青 少 年 育 成  ※※

            vol.23 2004/9/16
         http://www/kirei-ni.com/

心心心心心心心心心心心心心心心心心心心心心心

      「子どもの心を曲げさせないために」
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     「進級しない」ことと「落第する」こと
         同じ事でも響きが違う
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  小学校に入学して、一年経つ毎に進級する決ま
りになっている。
  誰もが進級しなければならないルールがあり、
進級できない場合を「落第」と言う。
  「落第」という言葉には「あなたはダメな人」
「能力のない人」という響きがある。
  「学年の課題を習得しなければ進級できない」
とルール変更してはどうだろうか?

  小学6年レベルで9年間の義務教育を終えても
良いのではないだろうか?
  社会においては「課題を習得しなければ次のス
テージに上がれない」のは常識なのに、学校教育
はこの常識からはずれているように思う。
  書道や珠算、柔道や剣道等においては習熟度に
よって進級することをごく当たり前に受け入れて
いるではないか。
  現在の義務教育制度こそが子供達にストレスを
与え、精神的成長を妨げているお化けの正体と思
える。
  子供たちを守るためには、学校制度を根本的に
見直す時期に来ていると思えてならない。
  小学校の入学式は、いわば義務教育のスタート
ライン。同じ線上に並んでスタートするのがルール
であるが、新入生の中には10メートル先からスタ
ートする子もいれば、7メートルほど後ろからスター
トする子もいる。

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      スタートに出遅れることは、
    大きなハンディキャップを背負うこと。   
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  学校の教室の情景を思い浮かべてみてください。
  勉強の分かる子は、はつらつとして楽しそうです。
勉強の分からない子は自由を束縛された状態で、
ひたすら静かに座って、時の過ぎるのを待たなけ
ればならない。これは苦行ではないでしょうか?
  たまの苦行は精神を鍛えてくれるが、この苦行
は何年間も続くのだから、精神状態がボロボロに
なってしまうのは当然の成り行き。
  スタートで出遅れてしまうと、月日とともに、
その差はドンドン広がる。そして、学校がつまらな
くなり、大人の作った仕組みから逃げ出す。
(次号につづく)



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