心心心心心心心心心心心心心心心心心心心心心心

     ※※※ 熱いおやじの「こころ紀行」 ※※※

    生活者に「人の行うべき正しい道」が根付か
    なければ「豊かな社会」は得られない
         vol.1 2002/10/10
        http://www/kirei-ni.com/

 心心心心心心心心心心心心心心心心心心心心心心

  日本人はかつて、「親に孝行し、兄弟仲良く、目上
 を敬い、他人を思いやる」こころの美しい民族でした。

  日本人のこころの変遷を身近な題材で考えていき
 たいと思います。
 「こころ」を論じるには身の程知らずかも知れません
 が、力を込めて頑張りますので、皆様方のご指導と、
 ご協力をお願いいたします。

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      ☆ 日本は何故繁栄したか。☆
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  いきなりヘビーに入ってしまいました。ごめんなさい。
 でも、国民最大の関心事「日本経済」は日本人の精
 神構造と切っても切れない関係にあると思うので、我
 慢してお付き合い下さい。

   ……お父さんやお母さんは頑張ったのだ……
  戦後の貧しい生活の中で育ったお父さんお母さん
 達は「おいしいものを食べたい」「きれいな服を着
 たい」 「自分の城を持ちたい」「子供に高等教育を受け
 させたい」と、物質的豊かさを求めて頑張りました。

  努力は実り、世界中の人々がうらやむほどの発展
 を遂げ、一見「豊さを手に入れた」ように見えました。

     ……豊かさの原動力は“こころ”……
  確かに日本人は優秀でした。何が優れていたかと
 言うと「こころ」が優れていたと思います。

  天然資源の乏しい日本でしたが、汲んでも汲んで
 も尽きることのない、「日本人の心」という凄い人
 的資源があったわけです。

     ……日本人は何が優れていたか……
  日本の経済力が世界の頂点を極めた原動力は「教
 育レベルの高さ」と言う人がいます。

  しかし、私は「他人を思いやる」精神文化を評価して
 います。 中にいるとそれが当たり前に見えるでしょうが、
 外国 から見る日本人は正に人的資源そのものに見
 えました。

   米国のデミング博士が開発した、QC手法(米国で
 開発)があります。

   米国では見るべき実績のなかったQC手法でしたが、
 日本の生産現場では爆発的に威力を発揮しました。

 QC手法の基本理念は「次の工程がお客さん」。
 お判りでしょう。「次の工程(他人)を思いやる」
 日本人のこころそのものだったからです。

    ……日本経済は?その時日本人の心は……
   人・物・金・情報の中で一番価値のある「人」
    その人的資源に支えられて「ジャパン・アズ・
  ナンバー1」と言わしめた日本経済がおかしく
  なっています。

  なぜ下り坂を転がり始めたのか?
  次号で考察したいと思います。

          

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