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  ※※※ 熱いおやじのこころ紀行 ※※※

    ※※ イラクのことを考える 2 ※※

        vol.17 2003/12/31

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            自らを護る力
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       ∞∞ 自衛隊のイラク派遣 ∞∞

  小さい頃、隣にガキ大将の兄ちゃんがいて、
自分はその子分だった。
  盃を交わしたわけではなく、とくに意識してそ
うなったのではないが、一緒に遊んでもらってい
るうちに親分子分の関係になっていたように思う。
  現代風のパシリをやらされた記憶はない。命令
されて悪いことをした覚えもない。一緒になって
少々の悪戯はしたかも知れないが、子分の役割が
あったわけではない。
  いじめっ子から護ってくれる兄ちゃんの行為は
常に「キブ・アンド・ギブ」であった。
  そして私の立場は常に「テイク・アンド・テイク」とい
う実に美味しい関係だった。
  最近のガキ大将社会においては、いつも親分が
「テイク・アンド・テイク」を行い、子分は常に
「ギブ・アンド・ギブ」を強いられる関係になっ
ているように見える。

  「日本は米国のポチ」と言う人がいる。
  実に「言いえて妙」だと思う。
  以前の米国は、小さい頃のガキ大将のようであ
ったが、ブッシュ米国は最近のガキ大将のように
見える。
  小泉首相と自民党は「人道支援のため自衛隊を
イラクに派遣する」と言う。
イラクよりも切実に人道支援を求めている国は山
ほどあるのに。

 ∞ 小泉首相はブッシュ大統領のポチなのか∞

  そもそも、はじめが間違っていた。
  米国の圧力に屈して、米国のイラク攻撃を支持
した時に、米国のポチを宣言したのだから、今更
「ポチを止める」とは言えまい。

  ブッシュ政権はよく言えば賢くて戦略的。悪く
言えば悪知恵が働く。
  「悪の枢軸」と北朝鮮を名指しした。北朝鮮は
米国にはかなわないから、その子分の日本を脅し
にかかった。弱虫日本は「明日にでもミサイルが
飛んでくる」という恐怖感を抱き怯えた。
そして日本は米国のポチになった。
  ポチは「北朝鮮から護って」と主人に泣きつく。
主人曰く「よし護ってやる。そのかわり言うこと
を聞け」ということになり、法律をもねじ曲げて
自衛隊は戦場にでかけることになった。

  「日本国は弱い国です。北朝鮮のミサイルを
防ぐことはできません。米国に護ってもらわなけ
れば北朝鮮に対抗できません。だから、米国の言
いなりになって、イラクに派兵しなければならな
いのです。」
  これが首相、政府、与党の本音のはず。
  それを国際貢献だ。人道支援だと誤魔化して、
国民を愚弄するのは良くない。
  正直にポチの運命を説明すれば、理解する国民も
増えるはず。
  その上でこのような関係から脱出するためには
何が必要か考えよう。一つの国家として堂々と主
張する資格を持つための工作を考え実行すべきで
はないだろうか。

     ∞ いじめから学ぶ国の在り方 ∞

  「暴力はいけない」「正義を守れ」など、口だ
けで平和が守れるものではない。
  子どもの社会に蔓延っている「いじめ」を考え
てみるといい。
  学業成績が良かろうが、スポーツ万能であろうが、
美男美女であろうが、お金持ちであろうが、全て
いじめの対象になる。
  決していじめられないのは喧嘩の強い子だけ。
 
「話せばわかる」と言うけれど、世の中には話
しても判らない人がおり、国があるのだから。
  強い国になってこそ専守防衛は可能になるはず。

      ∞ 良い年を迎えたい ∞  

  そんなこんなで、嫌なことの多い一年だった。
  来年こそは良い年にしたい。
  昔の正月は、年神様が幸せを運んできてくれる
ハレの日であった。
  年神様は私たちのご先祖様だそうです。
  昔の人に比べて、私たちはご先祖様への感謝の
気持が足りないと思う。
  ご先祖様を敬い、感謝しながら年を越しましょう。
  世界の人々が争わない、憎しみ合わない、互い
に助け合う、そのような年を願いながら。
  そうすれば、年神様が明るい年にしてくれるよ
うな気がする。いや、きっとそうなる。

       

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