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    ※※※ 熱いおやじのこころ紀行 ※※※

        ※※ 特 別 発 言  ※※

           vol.12 2003/7/25

         http://www/kirei-ni.com/

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      子供社会は無法地帯で良いのか?

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 「刑事責任を科すのは14歳以上」と刑法にあります。
14歳未満の子供はいかなる罪を犯しても、その罪の
責任を問われることは無く、二度と罪を犯さないように
更正させるべきと法律では決めら れているわけです。

  他人の生命を奪っても、何ら罪を問われず、誰も責
任を問われない子供が共存する社会が、果たして健
全な社会と言えるでしょうか?

  子供にも「やって良いこと」「やってはいけないこと」
の判断を教えなければなりません。

  「やってはならないこと」をしないように教え、守ら
せならればなりません。

  それは大人として、親として最低限の義務であり責
任ではないでしょうか?

  善悪の中でも、いの一番に子供に教えなければな
らないのは「命の尊さ」です。

  「自分の命を大切にすること。他人の命も自分の命
と同じくらい大切であること」をです。
  4歳の子供をいたずら目的で誘拐して裸にし、抵抗
されたら「ハサミで傷つけ」高層ビルの屋上から投げ落
とすという事件があり、犯罪を犯した少年の処遇が改め
て議論されています。
  その中で「市中引き回し」発言をした大臣がいました。
国民の頂点を構成する大臣としては品の 無い、言って
はならない発言でしょう。

  しかし、内心で喝采した人も少なくないと思います。

 少年が犯罪を犯しても、少年に罪はないと言う。

 それならば誰の罪なのか?
 誰が責任とるべきか?

 例外はあろうが、私は子供の犯した罪は親が償うのが
当然と思います。
 子供がキャッチボールで隣の窓ガラスを割った時には、
子供といっしょに親が謝罪し、親が弁償するのはごく普通
の光景です。

  このような倫理観が肯定される社会であるからこそ、
私たちは安心して生活しているのです。

  ところが法律は「親と子供は別人格だから、子供の罪
に親が連座する必要はない。」として親の責任放棄を肯
定しています。

だから、
「ガラスを割ったのがうちの子供だという証拠を示せ」とか
「ガラスを割ったのは子供だから、親は関係ない。」という
無責任な親が増えるのは当然の成り行きです。

  「刑事と民事を混同している」と声が聞こえてきますが、
混同しているわけではありません。
  罪を犯した子供とその親が一生をかけて償うべき賠償
責任を明確にするためにも、少年審判の在り方は議論され
なければならないはずです。

  日本人は、このような日本社会に疑問を感じなくなって
しまったのでしょうか?
  善悪を判断する基準が狂ってしまったのでしょうか?

  あるテレビ局が「子供の犯した罪の責任?」 について
質問し、無作為の大人の意見を報道していました。
母親は全員が「親に責任がある」と答えました。
  しかし、ほとんどの父親は「親は責任の取りようがない」
という主旨の答えでした。
  理由は「子供と対話が無いから」「子供が何を考えている
か判らない」からと言う。

  「この親にして、この子あり」と言います。

  日本社会の道徳観や倫理観を破壊して、子供 たちの
未来に暗雲をもたらしている元凶は、エコノミックアニマル
の父親たちと思えてなりません。

 「白銀も黄金も玉もなにせむに
           優れる宝子にしかめやむ」

  昔の親は偉かった。
        

      
        

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